ファミリーバイク特約と任意保険はどっちがお得?

バイクに乗る時、万が一のことを考えて保険を考える人も多いと思います。もちろん自賠責保険は必須ですが、それだけでは不十分なため、任意保険(バイク保険)を検討されると思いますが、原付一種、原付二種はファミリーバイク特約で保障できるってご存じですか?ファミリーバイク特約と任意保険の違いについて、解説していきたいと思います。


  1. 自賠責保険の補償内容
  2. ファミリーバイク特約とは?
  3. ファミリーバイク特約と任意保険の違い
  4. まとめ

1.自賠責保険の補償内容

そもそも自賠責保険だけではダメなのかと思う方々も多いと思います。まずは、自賠責保険の補償内容はどうなっているのでしょうか?

補償内容:保険金額

傷害(相手のケガ):最高120万円まで

後遺障害(相手の後遺障害):第14級75万円まで~第1級3000万円まで

(常時介護時は4000万円まで)

死亡(相手):最高3000万円まで

事故では賠償額が1億円近くになるケースもあるので、やはり心配ですね。また、対物賠償や自分のケガについては、自賠責保険で補償されません。自賠責保険を超える部分については、保険での備えが必要だと思います。

2.ファミリーバイク特約とは

では、バイク保険を考えていきましょう。原付二種に乗られる方々の選択肢は2つ。通常の任意保険(バイク保険)と ファミリーバイク特約 があります。ファミリーバイク特約とは、自動車保険に付帯できる特約です。125cc以下のバイクに対し、補償を受けることができます。
例えば、運転中に事故を起こし、他人を死傷させ、損害賠償責任を負った場合や、他人の所有物を破損させた場合に保険金が支払われます。
また、任意のバイク保険と比較して、ファミリーバイク特約は保険料が安く収まる傾向にあります。

ファミリーバイク特約には自損事故タイプと人身傷害補償タイプの二つがあります。 違いは自身のケガに対しての補償です。 自損事故タイプでは100%自損事故でないと補償されませんが、 人身傷害補償タイプでは車の人身傷害保険金額を限度に、治療費など実際に掛かった費用まで保障されるのが一般的です。保険会社で異なる場合があるので、詳細は各保険会社に確認が必要です。金額は 人身傷害補償タイプの方が高くなります。

ファミリーバイク特約のメリット① ひとつの特約で、ミニバイク何台でも補償OK!

一つの特約で複数のバイクが補償されます。同居親族、子どもなど、複数のミニバイクを保有している場合は1台ずつ加入するより保険料は安く収まります。

ファミリーバイク特約のメリット② 保険を使っても等級に影響がない

バイク保険の場合、保険金の支払いを受けると翌年は等級がダウンし、保険料が上がりますが、ファミリーバイク特約を使用して保険金を受け取っても、ノーカウント事故となり、翌年の等級には影響はありません。

ファミリーバイク特約のメリット③ 最初は安い場合が多い 

バイク保険を新規で契約すると、6等級からスタートとなり、最初は割高です。当然無事故を続ければ、下がりますが、当面も保険代を抑えたい場合はファミリーバイク特約はおすすめです。

3.ファミリーバイク特約と任意保険の違い

ファミリーバイク特約と一般的な任意保険(バイク保険)との大きな違いは「搭乗者傷害」の有無があります。ファミリーバイク特約がそもそも50CCの原付バイクを想定した特約なので、原付二種での搭乗者を想定していないのではないかと思います。「搭乗者傷害」はバイクに友人や彼女を乗せてケガをさせてしまっても保険金を受け取ることができるので、二人乗りを考えている方々は大切な人のことを考えるとバイク保険の方が望ましいかもしれません。

また、 任意保険(バイク保険)とファミリーバイク特約 の大きな違いはロードサービスの有無もあります。一般的なバイク保険はロードサービスが使えますが、ファミリーバイク特約はロードサービスが使えない、というのが基本です。遠出やツーリングに出かけることが多い場合は、ロードサービスの有無は重要なポイントです。

4.まとめ

自賠責保険ではやはり保障に不安があることがわかりました。 ファミリーバイク特約と一般的な任意保険(バイク保険)にはメリット、デメリットがあることがわかりました。万全の補償は自賠責保険+バイク保険で、自身の補償はもちろん、搭乗者の補償もできるのは大きな魅力です。しかし、バイクは一人でしか乗らない、車をメインにバイクは趣味程度で乗るなどの場合は、ファミリーバイク特約は金額も安く抑えることも可能な場合もあるので、皆さんそれぞれのバイクの楽しみ方に合わせて、保険選びしていきましょう。

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